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■バリ津波警報タワー、目下建設中(2006年11月29日)
バリ南海岸側にサイレンを装備した早期警報ステーション6カ所を間もなく運用開始。2006年12月26日には、防災訓練を予定。

バリ津波早期警報システムの建設工事は正式に着工され、South Islandの人気のあるビーチフロント沿いの6カ所に警報ステーションが建設される予定である。
国際波浪・地震検出システムに接続された大型サイレンが装備された6カ所の早期警報センターは、次のとおりである。
1. インナ・グランド・バリ・ビーチ・ホテル正面のサヌール・ビーチ(Sanur Beach in front of the Inna Grand Bali Beach Hotel.)
2. ジンバラン近くのケンドンガン・ビーチ(Kedongan Beach near Jimbaran )
3. バリ観光開発公社が運営しているヌサ・ドゥア・コンプレックス内(Within the Nusa Dua Complex operated by the Bali Tourism Development Corporation )
4. タンジュン・ベノア・ビーチ(Tanjung Benoa Beach )
5. クタ・ビーチ(Kuta Beach )
6. ダブル・シックス前のスミニャック・ビーチ(Seminyak Beach in front of Double Six.)
各警報ステーションは、大きさ5 x 5mの鉄筋コンクリート製で、モニター装置を収容しており、300-400kgのサイレンが15mの高さのタワーに吊り下げられている。
津波警報センターは竣工までにはまだ数週間あるが、地元紙は、施設に設置される設備がすでに島内に到着したと報じている。

津波防災訓練、2006年12月26日に実施予定。

バリ津波早期警報システムの竣工に先立ち、インドネシア研究技術大臣は、2006年12月26日、バリで津波防災訓練を実施することを計画している。
訓練は、バリ保安局の85名の職員が参加し、地震と津波の特性の理解、災害状況の対応および将来的な緊急事態に対処する能力の強化を中心として実施されることになる。
Temp Interaktif誌の質問に答えていわく訓練コーディネータのKarkunti P. Rahayu氏は、「(訓練の)目的は、実際に津波が発生した場合に犠牲者の人数をできるだけ少なくすること」だと述べている。
訓練には、地震と津波の理論的学習および緊急事態の模擬訓練の両方が含まれている。
バリの訓練は、2004年12月26日の津波災害の発生日に模擬訓練を実施することにより、新設されたサイレン、地震検出システムと海洋検出システムおよび専用デジタル無線リンクを試験することになる。
実際の訓練は、バリのテレビ局とラジオ局で災害状態の模擬放送で開始され、その後、避難とレスキューに重点をおいた訓練を実施する。
2006年12月26日の訓練の本部は、現在、早期警報津波システムが建設中の周辺地域、サヌールのシンドゥ・ビーチ(Sindhu Beach in Sanur)に置かれることになる(balidiscovery.com参照)。

バリディスカバリー

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