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■2007年度ニュピは3月19日
  バリの公休日「静寂の日」-空港、海港、市内交通は24時間停止(2006年12月17日)
バリ観光局長のGede Nurjaya氏は、2007年3月19日月曜日にあたる、バリの祭日ニュピに関する規則の詳細について発表した。

バリ語で静寂を意味するニュピは、バリのヒンドゥー教徒が各々、旧暦の正月を迎えるにあたって丸一日を静かに内観し、精神的な浄化をするのに当てるという宗教的な義務を履行する日として位置付けられている。

2007年3月19日月曜日の午前6時から、翌朝6時まで、信心深いバリの人々はニュピに身を捧げ、飲食、家の敷地からの外出、火や明かりをつけることまでも控える日となる。そのため、この期間バリは、商業施設及び交通機関が完全に止まるゴーストタウンのような様相を呈することになる。伝統的な村の治安部隊pecalangがパトロールを行い、緊急を要する車両のみに島の通行許可を与え、居住地域から物音を立てたり明かりをもらしたりする住民を厳しく叱責してまわる。

ニュピはバリのサカ暦(1929)でいう正月であり、島全体で静寂と瞑想の日として厳格に守られるため、島の空港も24時間の間閉鎖される。

ホテルと空港への影響

この特別な祭日にバリを訪れる観光客は、ニュピ前日の夜、マルディ・グラ(告解の火曜日)のように、パレードや祝杯ムードに溢れた街中の様子をじかに観ることができる。しかしながら、2007年3月19日の日の出前には、ホテルもしくは家に戻り、翌朝まで待機することが求められる。主要なホテルでは、通常、滞在客にホテルの外に出ないよう理解を求めつつ、ホテル内の様々な店舗の使用を許可するとともに、ニュピ当日に家と職場との通常の移動が不可能なホテル従業員に対して、職場に留まるよう特別措置を図るようにしている。

バリ島唯一の空港もニュピの期間中は閉鎖されることとなる。ニュピの24時間の間は、バリ発着の全てのフライトがキャンセルとなる。技術的理由、緊急事態のストップオーバー以外は、ニュピの丸24時間の間、乗客・乗務員の空港・その他の地域からの発着旅行は認められない。バリの海港もこの期間中閉鎖となる。

例外的に、医療救助、救急車、緊急輸送、医療機関への移動が必要な分娩前の女性には、特別な宿泊及び旅行許可が発行される。

バリディスカバリー
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