スラウェシ島は南スラウェシ州ランパテオのトラジャ族の伝統村ケテケス村において、来る2012年7月23日~28日の日程で盛大な葬儀が行われる事が発表されました。
トラジャの人々はアルック・ト・ドロという祖霊信仰を今でも持ち続けており、大家族は「トンコナン」と呼ばれる舟形の伝統家屋に住んでいます。
トラジャの人々にとって、死は人生の中で最も重要な部分であり、葬儀は、死者があの世に入れるように、そして現生に残された者に神の恵みを授ける事が出来るよう、死者に道を開くために念入りに営まれる行事なのです。
そして、死者は断崖に横穴をあけた岩窟墓に安置され、その入り口にはタウタウという木で作られた人形が飾られ故人を守護し続けます。
葬儀のスケジュール:
7月23日(月)
棺を伝統的様式家屋(トンコナン)の家から葬式の場所まで数百人の人々によって運び移されます。
7月24日(火) - 25日(水)
葬儀に出席する村中の人々、インドネシア各地から出席する人が歓迎され、水牛や豚等が葬儀用に用意されます。
7月26日(木)
葬儀用の水牛が何匹生贄とされるか決定され、その生贄の肉を寺院や村に配る事を決めます。
7月27日(金)
決められた数の水牛が生贄として屠られ、その肉は人々に配られます。
7月28日(土)
埋葬日です。棺は何百人もの人々によってお墓まで運ばれます。
お問合わせ先:ビジットインドネシアツーリズムオフィス 電話:03-5363-0158
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