今後大型クルーズ客船受け入れのため、インドネシアにおける主要なクルーズ・ツアーのアクセス航路であるバリ、スマランとスラバヤの各港で浚渫工事を行う計画について、観光クリエイティブエコノミー省、情報省(港湾担当部)とPelabuhan Indonesia社の港湾整備部門との間で合意に至りました。
これら3か所の港とはバリ島のBenoa港、そしてジャワ島航路の二つのハイライト、世界遺産ボロブドゥール寺院観光のための寄港地スマランのTanjung Emas港と、東ジャワ随一の景勝地ブロモ山トレッキングのための寄港地スラバヤのTanjung Perak港です。
これらの航路を深水12メーターに浚渫しワールドスタンダードの海港に大型クルーズ客船を受け入れる事で、2,000~6,000名の乗客と多くのスタッフの上陸はじめ供給品の需要などが見込まれ、中部・東ジャワの経済を押し上げる事が期待されます。今後さらにイミグレーションや検疫局へも協力を要請・協議してゆく予定です。
昨年2012年1月16日に、オーストラリア、シンガポール、アメリカ、イギリスやドイツからの乗客3,000名と約1,000名の乗組員を乗せた世界最大級のクルーズ客船Legend of the Seas号が狭い航路を通ってバリ島Benoa港に寄港しました。これはインドネシアとして、またBenoa港にとって、受け入れたクルーズ客船の最大の記録となっています。
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