2013年6月26日にバリ島南部のタンジュン・ベノアで行われたマングローブ植樹イベントに、ユドヨノ大統領ご夫妻とともにクリスティアーノ・ロナウド氏が参加しました。
インドネシア全土には約370万ヘクタールのマングローブ地帯があります。それらマングローブは各地沿岸の浸食を防ぐのに重要な役割をはたしており、また、起こり得る津波の来襲を和らげる役目も果たすものであるとユドヨノ大統領は述べ、このマングローブの重要性について国民の認識を高めるため、マングローブを救済し維持するために沿岸生態系の多様性回復する必要性を国民に訴えました。
ロナウド氏も「インドネシアに来られて大変幸せです。バリ島での私の役目は、皆さんにマングローブ救済のメッセージを強く訴える事と思っています。」と述べました。
ハッサン農林大臣によれば、ロナウド氏は、2004年スマトラ大地震によってアチェを津波が襲た際、ある少年が海に流されながらもマングローブのおかげで19日間も命を繋ぐことができて助けられたことを知り、「インドネシアのマングローブに恋をした」と最初に語ったそうです。また背中に“CR 7 Ronald”と書かれたTシャツを着ていた少年が助けられたそのニュースは、テレビやソーシャルメディアで世界中に広がり、ロナウド氏はその後、当時小学校3年生であったその少年に会うためにアチェを訪問し奨学金を寄付しました。
インドネシアではかつて約900万ヘクタールのマングローブの森が全国に広がっていましたが、今ではその約70%近くがプランテーション、農地、居住地等に転換されてきています。
(Source: Indonesia.travel / Photo by http://twitter.com/NGTravelerID)
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