バリ島の東に浮かぶロンボク島(西ヌサ・トゥンガラ州)に住むササック族の人々は、ササックの暦の上で10月20日(西暦では今年は2月)に、この特別な祭礼を祝います。この祭は、毎年この時期にロンボク島の最高のビーチにやってくる精霊ニャレ(ミミズやヒルなどの環状動物)がやってくるのを迎えるというもので、ニャレが沢山やってくればその年は豊作になると言われています。この祭りにはササックの人々だけではなく、観光のお客様の参加も歓迎しており、毎年多くの人々でビーチが一杯になります
この伝統的な祭礼は、良く知られている美しいマンダリカ姫の伝説に基づいています。それは、マンダリカ姫の美しさは島の隅々にまで知れ渡り、恋に落ちた王子達が争うのを悲しみ、平和を望んだ姫は海に身を投げて神に身を捧げ、毎年(ササック暦の)10月20日にニャレ(精霊)として戻ってくる事を約束したという伝説です。
このバウ ニャレ祭の期間は、ボートレースや伝統芸能公演など様々なイベントも開催されるため、多くの若者達で賑わいます。
バウ ニャレ祭のお問合せ先: 西ヌサ・トゥンガラ観光局 電話:+62- 364-21866, 21730
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