男性が女性へ花を贈る事で愛を表現する事はよくある事ですが、インドネシア共和国文化観光省のジェロ・ワチック大臣は、昨年開催されたロンボク、スンバワ パールフェスティバル2010において「これからは真珠で愛を表現してはいかがでしょう!」とスピーチしました。 昨年のフェスティバルにおけるジェロ・ワチック文化観光大臣のスピーチによれば、インドネシア政府はヌサ・トゥンガラを世界における真珠生産の中心となるような開発を促進しているとの事で、この“ロンボク、スンバワ パールフェスティバル”はロンボク島のプロモーションと、特に西ヌサ・トゥンガラ州が南海真珠を象徴するエリアとして国際的認知を広めることを意図しているとの事です。 貿易省によれば、現在インドネシアは真珠の国際市場の53%を占めており、また、西ヌサ・トゥンガラの真珠は、国際市場の中でも最高の品質と、高級品市場の分野におけるベストバリューとして認識されているとのことです。 西ヌサ・トゥンガラにおける真珠の養殖は1985年に導入され、以降8つの異なる地域に拡大されています。現在では36の業者によってその生産高は、年間800Kgにのぼります。また業界では、熟練で、真珠に対する知識と深い思い入れによる高度で創造的なセンスを持つ、おおよそ6,000名の職人達が労働力となっています。 西ヌサ・トゥンガラ州の海には、ブロンズ、エメラルドやシルバーといった、世界中の他の海で例を見ない独特の色をもった真珠を生成できるという重要な強みがあります。さらに、17,606.5ヘクタールに及ぶ海の養殖場は、主要な取引の中心地ジャワ島への便利なアクセスを備えています。 西ヌサ・トゥンガラ州の真珠養殖は、マルク諸島のバンダナリア固有のマキシマ真珠貝によるのが特徴です。千年もの年月を経てこの種が二つの種に分かれ、“ゴールデン・リップ”と呼ばれるフィリピンの北パラワンとベンガルの西に広がるニコバル諸島の種、及び“ホワイト・リップ”と呼ばれるパプアの東から南オーストラリアの海に広がる種に分割されたのです。この独特の真珠種はその海で発見された最大の貝の中で開発され、世界で最も美しい真珠として有名で“真珠の女王”と呼ばれます。 インドネシア共和国文化観光省は本年2011年7月8~11日に西ヌサ・トゥンガラ州ロンボク島のHotel Grand Legi Mataramにおいて “ロンボク、スンバワ パール フェスティバル”を主催します。スケジュールは下記の通りです。
インドネシア共和国文化観光省マーケティング総局長サプタ・ニルワンダー氏によると、インドネシアは世界のクルーズ運航会社に定評のあるデスティネーションとなってきた事を実績が示しているとの事です。 文化観光省のデータによると、インドネシアは2009年には140クルーザーが寄港し、乗船客数135,608名、2010年は213クルーザーの寄港で乗船客数127,674名の実績です。 世界のクルーザー運航会社は、新世代クルーザーシップにシフトしています。すなわち、メガクルーザーの時代です。例えば、6,360名の乗船客数、2,165名のクルーメンバーで運航される、“Oasis of Seas”がそうです。他のメガクルーザーとして、ロイヤルカリビアンインターナショナル社の“Rhapsody of The Seas”で2,435名の乗船客数と765名のクルーで運航され、かつてロンボクに寄港したことがあります。 サプタ・ニルワンダー マーケティング総局長によれば「今後、インドネシアが大型クルーズシップの世界的なデスティネーションとなると信じている。同時に十分な設備とインフラ整備がまた、我が国のチャレンジである。」とのことです。 その為に、文化観光省はインドネシアクルーズ開発セミナー“港の船舶総トン数やクルーズシップの受入れ施設を増やすチャレンジにどの様に立ち向かうか”と題するセミナーを今年5月30日に開催しました。セミナーのスピーカーとして、国内外のクルーザー運航コンサルタント、オペレーター、インドネシア港湾当局者が参加しました。 文化観光省は、今年の外国人訪問者数を770万人と想定しています。