2011年8月18日(木)に、バリ島ウブド王宮にて王族関係者の火葬儀礼が行われます。 バリ・ヒンドゥー教徒にとって火葬儀礼(階級によって"プレボン(PLEBON)”、あるいは“ガベン(NGABEN)”といいます。)は、人生最大のイベントです。特に今回は2008年に行われ、“今世紀最大規模”と言われた先代王の火葬儀礼に次ぐ大規模なものになるであろうと言われています。 バリの火葬儀礼では盛大な儀式の後、壮麗な装飾が施された独特な形の棺を担ぐ大行列が火葬する場所まで道路を練り歩きます。火葬は午後から夕方にかけて行われ、骨と灰は家族によって拾い集められます。集められたそれら骨片は椰子の実で作られた容器に納められ、高僧が祈りを捧げた後、海又は川に流されます。 こうした一連の儀礼の影響で、当日ウブド市内は朝から通行止めになり、周辺道路も終日大変混雑することが予想されます。 また、ウブド王宮での舞踊公演は、儀礼準備のために数日前からクローズになるようです。